ボールに当たる前に芝にクラブが当たってまったくボールが飛ばない。
練習をしていても、ボールにクラブが当たる前にマットにドスッと音が鳴ってボールがまったくボールが飛ばない。
ダフリというミスです。
初心者の方は、どうやって直したら良いか?わからないですよね。
ダフリの直し方を携帯で検索しても色々な直し方がある。
頭が混乱です。
今回は、ダフリの原因と自分がどのパターンわかりやすく知る方法。
そして、ダフリの直し方をそれぞれ紹介していきます。
ダフリとは
ダフリとは、ボールに当たる前に先に地面に当たるミスショットのこと。
下記の写真の黄色い円は、正面から見たスイングの弧です。
スイングの最下点がボールの手前にきて、まず芝に当たる。
そして、フェースとボールの間に芝にひっかることでクラブは減速し、芝などがクッションになることでまったく飛距離が出なくなるミスショットになります。
ダフリの原因の多くは2つ
ダフリと言っても基本的に多い原因は2つ。
① 体の使い方でインパクト時に右足側に重心がズレてダフリが出る。
② 手の使い方で手首を早く伸ばしてしまうことでダフリが出る。
上記の2種類がダフリの主な原因です。
次に、7番アイアンを使って細かく説明していきます。
ダフリの原因① 体の使い方が悪くてダフリが出る。
まずは良いスイングから説明します。
アドレスを取ります。
振り上げます。
インパクトの理想は、左足に重心が90%近く乗った状態です。
元々のアドレスの位置から少し左足方向にズレます。
アドレスの位置より左に重心が移動することでスイングの最下点が目標寄りにズレます。
そうすることによって、ボールから綺麗に当たります。
しかし、インパクトの位置が理想のポジションより右足側に重心が残ることでダフリが出る。
クラブがボールに当たる前に地面に当たります。
これが体の使い方が悪くてダフリが出る原因です。
ダフリの原因② 手の使い方が悪くてダフリが出る。
次に手の使い方が悪くてダフリが出るパターンです。
こちらも良いスイングの形から説明していきます。
トップで左腕とクラブに90度近い角度が出来ています。
そこから、左腕とクラブの角度をキープしたまま振り下ろしていきます。
いわゆる、タメという動作です。
そのままインパクトに向かうことで、クラブのグリップポジションがボールより先になります。
ハンドファーストという状態です。
そうなると、スイングの円弧の最下点がボールより先に当たるので綺麗に当たります。
ダフリが出る方の手の使い方は、トップオブスイングからクラブヘッドから振り下ろしています。
手首を伸ばすタイミングが早いことでスイングの最下点がボールの手前になってしまいダフリが出ます。
自分のダフリの原因がどのパターンか知る方法
自分のダフリの原因がどちらのパターンなのか知る方法をご紹介します。
① 体の動きが悪くてダフるのか?
② 手の動きが悪くてダフるのか?
それとも、体と手の動きの両方ともダフる原因を持っているのか?
まずは、携帯で自分のスイングを撮ってみましょう。
出来れば、ゴルフスイング用アプリを取得してスイングを撮りましょう。
そして、自分の正面側からスイングを撮りましょう。
下記のに、
①頭
②体の両サイド
③クラブ
に目安となるラインを引きます。
体の動きが悪くてダフリ出ている場合は、インパクト時にアドレスの体の左サイドのラインと左上半身の間にすき間が空いています。
手の動きが悪くてダフリが出ている場合は、ダウンスイング時のグリップが右腰の横にきた際にコックがほどけています。
この両方を兼ねそろえている場合は、ダフる要素が2つあるので結構な頻度でダフリが出ている方です。
スイングを撮ってどちらのダフリの原因か見極めて、分かったらダフリを直していきましょう。
次にダフリの直し方を紹介します。
パターン別のダフリの直し方
体の動きが悪くてダフリが出る。
手の動きが悪くてダフリが出る。
どちらかの原因か分かったらその原因に見合った練習方法をしていきます。
今回は、簡単な練習方法をご紹介します。
体の動きが悪くてダフリが出る場合の直し方
体の動きが悪い場合は、インパクト時に右サイドに重心が残っている方です。
その場合、体がいつ右サイドにブレているのか?が重要です。
・アドレスで右に上半身が傾きすぎている。
・バックスイングですでにブレてしまっている。
・ダウンスイングで右サイドに重心が残ってしまう。
いずれも頭の位置がブレています。
その場合、鏡を使ってダフリをなくす練習方法を紹介します。
① スタンド型の小さな鏡をご用意してください。
② アドレスをして自分の顔が写る場所に鏡をセットします。
このように、顔が写っている状態です。
③ 鏡の中に顔が写っている状態のままスイングをしましょう。
フィニッシュは鏡から出ていきます。
体のブレがなくなることで、ダフリが解消されます。
悪い場合は、このようにズレているハズです。
注意点は、体をしっかりと捻転してもブレないようにすることです。
鏡を使うことによって、自分でセルフチェックが可能となり自分のズレが分かりやすくなります。
打った際のボールの高さは、以前より低いボールになっていて正解です。
手の動きが悪くてダフリが出る場合の直し方
手の動きが悪くてダフリが出る場合は、ダウンスイングでコックがほどけてしまってる方です。
ヘッドカバーを使った簡単な練習方法を紹介します。
① ヘッドカバーをボールの50センチ後方に置きましょう。
② ヘッドカバーに当たらないようにスイングをしていきます。
鋭角にクラブを降ろしていかないと、手前のヘッドカバーに当たってしまいます。
鋭角にクラブを降ろそうとすると、その手前の動作では必ず左手とクラブが約90度近くつきます。
その結果、スイングの最下点がボールの先にズレたハンドファーストの理想なインパクトになりダフリが解消します。
ダメな場合は、ダウンスイングでタメがほどけます。
コックがほどけてしまうと、手前のヘッドカバーに当たってしまいます。
結果、ダフリが出ます。
このように、ボールの後方に障害を置くことによって、ボールへの当たっていくクラブの角度を調整してダフリをなくしていきます。
当然ながら、打った際のボールの高さは以前より低くなっていて正解です。
まとめ
いかがでしたか?
ダフリが出ると非常に気持ち悪いですよね。
ダフリの原因は、
① インパクト時に体の重心が右サイドに残ってスイングの最下点がボールの手前になりダフる。
② ダウンスイング時に、クラブのリリースが早くなりスイングの最下点がボールの手前になりダフる。
この2つが多くのダフる原因です。
そして、自分のスイングをチェックしてどちらの原因か見極めましょう。
どちらかわかったら、その原因に見合った練習方法を試してみて下さい。
そうすれば、ダフリが直り綺麗な弾道が手に入ります。